2011年11月17日号
1:コンクリート舗装 「慎重な施工を」
「コンクリート舗装の積極活用」が2011年度の国土交通省の予算概算要求に明記され、コンクリート舗装は普及局面入りする見通しとなった(本紙3日付既報)。学界や業界からは、「これまでアスファルト舗装一辺倒だった発注が正常化する」(小梁川雅・東京農業大学教授)、「コンクリート舗装の優位性が理解された」(西澤辰男・石川工業高等専門学校教授)、「一歩前進した」(竹下道夫・セメント協会開発・普及委員長)と評価の声が上がる。一方、西澤氏は「品質管理が大切。施工は慎重にやってほしい」と強調する。本格普及への道筋を開くためには、質の高いコンクリート舗装の提供を通じて発注者の評価・信頼を積み重ねていく必要がある。