セメント専業・兼業大手5社の2011年4~9月期連結決算は、太平洋セメントが黒字転換するなど4社の営業損益が改善した。専業は、セメント販売数量の増加と合理化が寄与した。兼業は非鉄金属や化学が好調だった。セメント関連部門は、専業、兼業各2社が増収増益となった。東日本大震災などでセメント値上げ交渉が停滞したため、上期業績に値上げ効果をほとんど反映していない。ただ、8月頃から交渉が進展しており、各社は下期に効果を織り込んでいる。
<<BACK
コンクリート工業新聞の購読をご希望のお客様は、こちらからお申し込みください。